当研究会の目的

文責:木津直昭
 
カイロプラクティックは世界保健機構(WHO)をはじめ世界40カ国以上でその有効性・公益性などが認められ、世界中の人々の日常行動姿勢や生体力学の問題の解決に寄与しています。
 
一方、先進国中唯一法制化されていない日本では、その概念や理論体系についての情報へのアクセスが非常に限定されている現状があり、日本の医療関係者に対して広く公開し、精査・研鑽される環境が必須であると考えます。
 
今や殆どの現代人が抱えている姿勢や人間工学的な問題が様々な健康問題を引き起こすことが知られていますが、特に日常生活動作(Activities of Daily Living)を構成する「行動姿勢(動的姿勢)」の重要性を、医師や研究者,カイロプラクターなどが各々の所属機関の枠を超えて議論する場を研究会として設立し、国民の健康問題に新しい形で貢献することを目的として、当企画を俎上に載せたいと思います。
 
座り姿勢について

現代人の生活は、非常に多くの時間を「座り姿勢」で過ごしています。
しかし、誰にとっても、「座る」という姿勢は、身体に不自然なものです。
人間の骨格や筋肉は、歩いて活動するか、寝て休むようにできています。 長時間座り続けるということは、「身体に不自然な負担をかけ続ける」ことに他ならないのです。
近年は座るリスクに関する研究も進み、様々なエビデンスも発表されています。
では、座ることのリスクをいかに軽減し、健康を保てば良いでしょう?
少しでも身体に負担をかけない “ 正しい座り姿勢 ” を身につけることが必要なのです。
 
最近の研究では、一日に二十分以上座っていると、心臓血管に負担をかけるという調査結果も出ているほどで、座り姿勢の恐ろしさは少しずつ世の中に知られるようになりました。長時間座ることは、身体によくないことなのです。この原則を元に如何に対応策と改善策を講じなくてはなりません。
とはいえ、会社やオフィスワーカーの多くもこの問題に関心が薄いのが現状です、たとえ問題意識のある人でも、正しい対応策を見つけて実践している方は少ないでしょう。
当研究会では、座り姿勢を変えること(座り姿勢コンサルティング)により社員の健康と容姿に好影響を与え、産業効率までにも変化を及ぼすことを実証していきたいと考えています。
また、私たちが今もっとも気がかりでならないことは、大人と同じ症状を抱える小学生が増えていることです。座り過ぎることによって、この先の人類の姿勢そのものが変化してしまうことを危惧してしまうのです。子どもたちに対しては、いますぐにでも親や学校の先生が正しい姿勢を理解し実践し、伝えていく必要があるでしょう。行動姿勢研究会では、座り姿勢の大切さを世に広め、社会貢献の一環として医療費の削減に協力できると確信しています。
 
歩き方について

歩くと言う動作も、多くの人が学校では教えてもらったことはありません。誰でも赤ちゃんの時に歩きだし、そのまま成長とともに自然に身についたものだと思います。
街で歩いている人を観察すると、それぞれ特徴があることに気がつきます。皆さんも、例えば、自分の親の歩き方は、顔を確認しなくてもわかるのではないでしょうか?また、足を怪我したりするとその後、歩き方はそのかばっていた時の歩き方を覚えてしまう傾向があるようです。足の痛みが治った後も、痛かった時と同じようなリズムで歩いてしますのです。歩き方は、日常習慣になっているのです。そのような偏った歩き方は、腰や膝や股関節に負担かけ将来的な痛みに繋がる可能性もあります。闇雲に歩くのではなく、正しい歩き方が大切なのです。
 歩くという動作は、長時間座っているリスクを軽減させます。座ると歩くは相反している動作なのです。また、当研究会では、「血管を強くする歩き方セミナー」を開催し、速歩きを推奨しています。
正しい速歩きは、筋骨格系だけではなく、心臓血管系の病気の予防につながることを更に研究し、多くの人に広めて行きたいと考えています。
copyeight behavioral posture research Society
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