歩き姿勢の原理原則

文責:木津直昭
 
歩行の原則原理を考える上で重要なのは、歩行周期である。
歩行周期は誰でも歩いていれば起こる現象で、赤ちゃんのよちよち歩きでも、速歩きをしても、高齢者の歩きでも全てにある周期の事である。但し、この周期は人によって異なる事が多く、それが様々な障害の原因にもなりうるのである。
そこで歩行周期について簡単にまとめてみることにする。
 
以下の図1では、歩行周期を簡単に分類しています。
 

  図1
1.歩行周期には、立脚期と遊脚期がある。
2.そして、それは以下の図2のカテゴリーに分類することができる。
 


 
ランチョ・アミーゴ方式:世界で最も歩行研究に精通した施設である、ロサンゼルスにあるランチョ・ロス・アミーゴ国立リハビリテーションセンター(Rancho Los Amigos National Rehabilitation Center)で採用されている方式である。
 
  図2:歩行周期を8個のカテゴリーに分類

  図3:歩行周期で使う略語

以下、略語を用いて説明します。
 
IC : 脚が地面に接地する瞬間である。(歩行周期の0%)
LR : 一回目の両足支持期である。
MSt : 反対側の脚が地面から離れた瞬間で、観察脚の踵が床から離れた瞬間でもある。
TSt : 観察脚の踵が床から離れた瞬間で、反対側のイニシャルコンタクトである。
PSw:反対側のイニシャルコンタクトで、観察脚のつま先が床から離れた瞬間でもある。
ISw:観察脚のつま先が床から離れた瞬間で、両脚の下腿が矢状面で交差した瞬間でもある。
MSw:両脚の下腿が矢状面で交差した瞬間で、遊脚肢(観察脚)の下腿が床に対して直角になった瞬間である。
TSw:遊脚肢(観察脚)の下腿が床に対して直角になり、観察脚の足が床に触れた瞬間。
 
この歩行周期を左右正しく自然に行っていることが、歩行の原則原理である。
但し、立位の姿勢が正しくないとこの歩行周期を使った正しい歩行ができないと言っても過言ではないと考える。
 
参考文献&画像引用元:観察による歩行分析 :Kirsten Gotz-Neumann 著(医学書院)
copyeight behavioral posture research Society
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